2台のGoProHERO5とX3000の電動スタビステー作成編 / 設定検証動画が出来るまで。その4



レンコンです。






前回注文した、「2台目のGoPro HERO 5」が届くまでにまだ時間がかかりそうだったので、そのあいだに「1台目のGoPro HERO 5」を使ってテスト撮影をしてみることにしました。





ゴープロの前回の続きです。

GoProHERO5とFDR-X3000を電動スタビでテスト撮影編 / 設定検証動画が出来るまで。その3





ISO感度の数値を変えて撮影してみたり、6種類のF.O.V.を撮り比べたり、解像度やフレームレートの設定を変えたりして、それぞれの映像を確認。



11月12日のケーズデンキから入荷連絡の電話が来るまでの2週間、様々なテストを行うことが出来たので、だいぶGoPro5が理解できた気がします。









さて、やっと2台目のGoPro HERO 5が届いたので早速撮影!

と行きたいところですが、少し撮影機材の準備が必要となります。





「GoPro5とFDR-X3000との比較動画」ではブレ補正や映像設定の比較等の時に、X3000の「Wide」の画角に対応するGoProの画角を「SuperView」にするか、「Wide」するかが悩みどころでした。



通常考えれば、それぞれの「Wide」の画角どうしを比較すれば良いのでしょうけれども、GoProの持つ特徴的な画角「SuperView」は、他のアクションカムにはないものなので、やはりこの比較も含めたい。

それならば、同じシーンを「GoProの画角を変更して2回」撮影すればいいのでしょうけど、それを繰り返すと最終的な出来がりの動画が長くなってしまいそうです。

だったらいっそのこと、X3000の「Wide」とGoProの「SuperView」「Wide」を同時にまとめて撮影し、編集時にカメラ3台分の映像をまとめて1画面に収めてしまえば問題解決できそうです。





そんなわけで、今度は3台のカメラを同時に載せられるステーを作ることにします。

もちろん重量の問題もクリアして、電動スタビの「Zhiyun Z1-Smooth-C」に3台同時に載せられるものを目指します。






ベースは前回作った軽量ステーを使用。




このままこれを流用するとすれば、最善策は今載っているGoProの上にもう1台を載せるのがベストでしょう。




1台目のGoProの上の録画ボタンが少し飛び出しているので、これに干渉しないように何か挟めば安定しそうです。

更に、前後にグラつかないように、2台のGoProを前後からアクリル板で挟み込むように固定すればいいでしょう。





で、出来上がったパーツがこれ。




下のGoProとの間は滑り止めも兼ねて、1mm厚のゴムシートをアクリル板に貼り付けました。

録画ボタンのところは四角くくり抜いています。



前後の固定用アクリル板は透明にしてバックパネルが少しでも見えるようにしました。




こんな感じに乗ります。




固定は前回使った伸び縮みするマジックテープ(ベルクロ)を継ぎ足してGoProを固定します。





見た目がゴツくなりましたね(笑



右横から見るとこんな感じ。




後側のアクリル板を少し下に長くすることによって、下のGoProに引っかかり安定するようにしています。





左横から




前側のアクリル板の裏にウレタンシートを貼り付けて、しっかり固定できるようにしています。


いつものマンフロットミニ三脚に載せてみたところ


by カエレバ



ジブリアニメに出てくるロボットのようです(笑




さて今度は3軸ジンバル「Zhiyun Z1-Smooth-C」への取り付けです。



このままだと上の方が重くてバランスが取れないので、クイックシューのアダプターを下に付けてみました




それでもまだ前が重くてバランスが取れません。




そこで、後ろにウエイトをつけて前後のバランスをとることにします。





使った部品はこれ↓。




小さめの「L字ステー」に小さいナットをアロンアルファで貼り付けます。

小さいナットはアロンアルファによる接着だけでは、ちょっとした衝撃でも取れてしまう可能性があるので、アクリル板で周囲を支え、更にグルーガンで周りを盛り付けて固定しました。

これだけしておけば取れることはないでしょう♪





写真右側の「ウエイト」は以前に作ったものと同じで、単に大きなワッシャーを重ねてアロンアルファで貼り合わせたもの。

その中心に、先程のナットに合う「ネジ」を通しています。

こうすることで、ウエイトの取り付け・取り外しを簡単に出来るようにしています。


ウエイトを取り付けてみたところ


「L字ステー」は、アクリル軽量ステーの後部にアロンアルファでしっかりと貼り付けました。



これでやっとバランスが取れました。





変な振動もなく、色々動かしてみても安定しています。

(ジンバルはバランスが合わないと、変な振動が発生することがある)




重さを測ってみたら537gもありました。

スマホ用の電動ジンバルの「Zhiyun Z1-Smooth-C」ですが、こんな重さでもスタビライズしてくれるので、なかなか良い買い物だったと思っています。




さて、これで無事にステーが完成しました。

ここからは「どうやって各カメラの操作をするのか?」ということを考えます。

「FDR-X3000」は横の操作パネルが見えるので問題なく本体での操作が可能です。




しかし、GoProは2台とも操作パネルが隠れてしまっているため、このままの状態では設定の変更などの操作がまったくできません。




そこで、スマホ用のGoPro専用アプリ「Capture」を使って2台のGoProの操作をすることにしました。





この「Capture」アプリ、前回の記事にも書きましたが、GoProとスマホとの接続に失敗することが多くて、正直なところあまり使いたくはありません。

しかし、今のところ他に方法がないためそこは我慢。

一度接続してしまえば、電源を切らない限りは普通に使うことが出来るようなので、「今後のアップデートで改善されるまでは」と割り切ることにしました。





今回は2台のGoProを同時に操作しなければならないため、操作用にもスマホを2台用意。

その2台のスマホとカメラをまとめて持つことが出来るように、今度は「スマホ2台用ステー」を作ります。




この「スマホ2台用ステー」は、取り付け取り外しが簡単にできるようにクイックシューを使おうと思います。

また、スマホのホルダーは2個必要なのですが、一個は以前から持っていた物を使用します。



ということでスマホホルダーとクイックシューの小さいものをアマゾンで購入。






早速届いたので作成開始!

 



「スマホホルダー2個」と「クイックシュー」を金属ステーにボルトとナットで固定。




3軸ジンバル「Zhiyun Z1-Smooth-C」への取り付けは下の写真のような部品を使いました。

※部品は全てホームセンターで揃えました。




ジンバルの持ち手部分にキズ防止用のゴムシートを挟んでクランプを取り付け。



そこへ「L字ステー」をボルト・ナットで固定します。




そこへクイックシュー「DQ-10N」のベースをボルト留めします。




クイックシューを合体




そこへスマホを2台載せて出来上がりです♪




もはやゴツさを通り越して、変形ロボットのようになっています(笑



全部ひっくるめた重さを図ってみると……、





なんと1746グラム!

約1.7kgと、かなりの重さになりました。

ずっとこれ使って撮影していたら、右腕がムキムキになりそう(笑



撮影のことを考えれば、ある程度の重さがある方が安定はするはずですので、ここは「良し」としておきます。







これで、「GoPro HERO 5とFDR-X3000を比較するためのステー」の制作が終わり、いつでも撮影を始められるようになりました。



ただ、どうせいろいろな場所へ撮影に出向くのであれば、「GoPro HERO 5を2台使った設定検証動画」の映像もついでに撮影してしまった方が良いわけです。

撮影スポットが「家のそば」とかならまだ良いですが、そう都合の良い場所が近場にあるわけでもないですし、やっぱりガソリン代等がかかりますからね……。



そんなわけで、あらかじめ「GoPro HERO 5を2台搭載するステー」も作っておき、一緒に持っていくことにしました。

次回はその撮影のための準備に取り掛かります。








次へ続きます。

2台のGoProHERO5の電動スタビステー作成編 / 設定検証動画ができるまで。その5







レンコンでした。



今日のネコさん♪

ヨドバシドットコムの箱がお気に入り♪





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